【活動の様子】事業系生ごみを減らそうプロジェクト(令和7年度実証実験)

ページ番号1020728  更新日: 2025年12月3日

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区では令和7年度、事業系一般廃棄物の減量に取り組むため、区内中小飲食関係事業者と協働し「事業系生ごみを減らそうプロジェクト」を実施しています。
 

実証実験内容

生ごみ減量に向けた検討の実施

区と参加事業者が協働して結成するプロジェクトチーム(PT)で、生ごみ減量方法の検討(店舗従業員向け分別掲示物の内容検討、生ごみ減量に関する講習等)を行います。※PTは概ね月1回、年内に5回程度実施予定

生ごみ減量の実践

PTで検討した内容を踏まえ、自店舗で1カ月程度、実際に生ごみ減量に取り組みます。なお、比較のため本取り組みの前に、通常時の生ごみ排出量の測定も1カ月程度行います。

バイオマスリサイクルの実施

生ごみ減量に取り組んだうえで発生した生ごみについては、バイオマスリサイクルを行います。バイオマスリサイクルに係る収集運搬・処理委託費用については、区が全額を補助します。※上限105,000円
 

参加事業者

公募により、以下の区内中小飲食関係事業者4者を採択しました。

  • 株式会社ウカレエンタテイン
  • 株式会社エスティサービス
  • 一般社団法人東京北区観光協会
  • 株式会社みのりプロジェクト

令和7年8月1日付けで北区、各飲食関係事業者、株式会社要興業及びバイオエナジー株式会社の4者で『「事業系生ごみを減らそうプロジェクト」の実証実験実施に関する協定』を締結しました。
株式会社要興業においては、各飲食関係事業者が排出する生ごみの収集及び資源化工場への搬入を行います。
バイオエナジー株式会社においては、搬入された生ごみを資源化工場にてバイオマスリサイクルを行います。

活動の様子

第4回PT

日時:11月17日(月曜日)11時00分~12時00分

場所:オンライン

1 進行中の生ごみ減量策について
11月からスタートした生ごみ減量策について、参加している各飲食店から進捗状況の報告がありました。
各店舗では、野菜や魚の切り方を工夫したり、お客さまに食べ残しを減らすよう呼び掛けを行うなど、生ごみ減量のための具体的な取組みを行っているとのこと。
また、日本女子大学家政経済学科の小林教授より、今後さらに生ごみを減らすための取組みについて、アドバイスをいただきました。

生ごみを通常の可燃ごみと分別している写真
生ごみを通常の可燃ごみと分別している様子

2 バイオマスリサイクルについて
本プロジェクトでは、生ごみの減量とともに、生ごみのバイオマスリサイクルにも取り組んでいます。
11月は、生ごみを通常の可燃ごみから分別し、通常時とは別のルートで収集しています。集めた生ごみは、資源化工場にてバイオマスリサイクル処理が行われています。
今後は、実験結果をもとに生ごみ減量の効果や課題について検証を行っていく予定です。

第3回PT及び工場見学

第3回PT

日時:10月21日(火曜日)10時30分~11時30分
場所:オンライン

飲食店にて排出された生ごみの写真
飲食店にて排出された生ごみ

1 生ごみ量の現状について
10月より各飲食店にて通常時の生ごみ量を計量しています。今回のPTでは、計量結果について中間報告がありました。計量結果をみると、食材の仕入れから調理、提供、廃棄に至るまで、どの過程でのごみ量が多いか、各店舗における傾向がみえてきました。
 

計量器の写真
生ごみの計量器

2 生ごみ削減に向けた減量策の検討
計量結果を参考に、11月から実施する具体的な生ごみ減量策について、検討を行いました。
また、日本女子大学家政経済学科の小林教授より、実践的な減量方法について、アドバイスをいただきました。
11月からは、減量策の実施と並行して、生ごみのバイオマスリサイクルにも取り組んでいきます。

食品リサイクル施設の工場見学

日時:10月29日(水曜日)13時00分~14時00分
場所:バイオエナジー株式会社
 

食品リサイクル施設の写真
生ごみを受け入れている様子

生ごみを資源として活用する仕組みを学ぶため、大田区にあるバイオエナジー株式会社を訪れました。
施設では、生ごみが搬入され、生ごみから発生するメタンガスを活用し、電気や熱のエネルギーに変換する工程を見学しました。
実際のリサイクルプロセスを目のあたりにし、生ごみの資源化についての理解を深める貴重な機会となりました。

第2回PT

日時:9月30日(火曜日)13時30分~14時45分
場所:TIC王子ビル2階会議室B

PTの様子
第2回PTの様子

1 生ごみ削減への第一歩~具体的な仕組みを学ぶ~
今回のPTでは、各飲食店から排出される生ごみの量を測定する方法や収集、リサイクルの仕組みについて、要興業株式会社、バイオエナジー株式会社より具体的な説明を受けました。
また、日本女子大学家政経済学科の小林教授からは、食品ロス削減のための好事例について、お話いただきました。
 

2 生ごみ削減に向けた現状の把握
10月からは、各飲食店において、通常時の生ごみ量を測定し、生ごみ削減に向けた現状を把握する取組みを本格的に進めていきます。各飲食店の業務過程(食材の仕入れから調理、提供、廃棄に至るまで)のどの段階で生ごみが多く発生しているのかを分析し、今後の生ごみ減量策を考える上での重要な参考データとして活用する予定です。
 

第1回PT

第1回PT写真

日時:8月6日(水曜日)10時00分~11時30分

場所:TIC王子ビル2階会議室B

 

1 自己紹介
PT始動にあたり、各店舗で提供している料理の種類や客層など、各店舗の特色について紹介いただきました。また、「PTで勉強しながらごみ減量に取り組みたい」「ごみ減量についてスタッフの意識向上も図りたい」といった本PTへの意気込みもお話しいただきました。

2 ごみ減量の意義の共有
ごみ減量の意義とは何か、改めてPTメンバーで考えてみました。「温室効果ガスを減らし地球環境を守るため」「ごみ処理にかかる経費を減らすため」「限りある埋立処分場を長く使い続けるため」など、ごみ減量の必要性を再認識しました。

3 講演
日本女子大学家政学部家政経済学科の小林富雄教授に、「外食産業における食品ロスの現状」について講演いただきました。講演終了後の質疑応答では、食品小売業における食品ロスの現状や、PTメンバーの現在の取り組み(調理方法の工夫など)についても、情報交換が行われました。

お問い合わせ

生活環境部 リサイクル清掃課
〒114-0002 東京都北区王子1-12-4 TIC王子ビル2階
電話:03-3908-8538
生活環境部 リサイクル清掃課へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。

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