飼い主のいないネコ対策
飼い主のいないネコ対策
ネコは非常に繁殖力が高く、そのままにしているとどんどん増えてしまいます。
また、頭数が増えることで、ふん尿や鳴き声、ごみが荒らされるなどの被害も多くなります。
そのため、北区では人とネコが共生できるまちづくりを目指すため、飼い主のいないネコの対策を推進しています。
飼い主のいないネコの対策の取組の基本として、TNR活動があります。TNRとは、捕獲(Trap)し、不妊去勢手術(Neuter)を施して、元の場所に戻す(Return)ことです。不妊去勢手術をすることで、性格がおとなしくなり、発情期の鳴き声を抑えるとともに、尿の臭いを薄くすることができます。また、環境悪化を防ぐためには、TNRだけではなく、適切にエサを与え、片付けやふん尿の清掃をすることも必要です。
地域のために、このような活動をしているネコのボランティアの方々がいます。
こうした活動を適切に行うことで、飼い主のいないネコの頭数増加が抑えられ、環境悪化の防止が期待できます。
区民のみなさまのご理解とご協力をお願いします。
飼い主のいないネコの世話をしている方へ
飼い主のいないネコを世話する場合は、以下の全てを実施しましょう。以下を適切に実施できていないと、ネコをむやみに繁殖させてしまったり、害虫や野鳥を呼び寄せてしまうなど、ネコのためにしていたことが、逆にネコを嫌われ者にしてしまっている可能性もあります。ネコのトラブルを少しでも減らし、人とネコが共生していくために、適切に世話をするようにしましょう。
1.不妊去勢手術の実施
飼い主のいないネコの世話をする場合は、必ず不妊去勢手術を行って繁殖しないようにしましょう。
※飼い主のいないネコに不妊去勢手術をする場合、区の助成制度があります。詳細は以下の「北区の取組」をご参照ください。
2.ネコのエサやり
(1) 周囲に活動内容を周知し、理解を得ましょう。
(2) 世話をするネコを決め、同じ場所、同じ時間に行いましょう。
(3) 見守りながら、適量を与えましょう。
(4) 食べ残しや容器は責任を持って片付けましょう。
(5) 周囲の迷惑にならないように配慮をしましょう。
(6) 異なる立場や意見の人の気持ちも尊重し、誠実に対応しましょう。
※自分の敷地内以外でエサやりをする場合、その場所の所有者・管理者に許可を得ること
※エサのばらまきや置きエサ、エサの放置などした場合は、カラスや害虫などを招き、周辺地域の環境悪化に繋がるだけでなく、ネコが傷んだエサを食べてしまい、健康を害する場合もあります。
3.ふん尿の片付け
ふん尿の清掃をしましょう。そうすることで、近隣住民の理解が得やすくなります。
また、可能であれば、土地の所有者・管理者の了承を得てネコトイレを設置しましょう。
飼い主のいないネコにお困りの方
ネコが寄り付いて困っている場合は、その場所がネコにとって心地良い場所になっていると考えられます。
例えば、柔らかい土や砂、芝生など排便ができる場所、人の出入りが少なく、温かく日の当たる安全な場所、涼しく日の当たらない場所(夏場)などです。
ネコが完全に来ないようにすることは大変難しいですが、ある程度効果のあるといわれている方法を紹介します。ネコにも個体差や慣れがあるため、効果には差があります。
- 市販の忌避剤を使用する(粉末、液体、固形のものなどがあります)
- 食用酢、塩素系漂白剤、木酢液などを薄め、軽石などに染み込ませてネコの通り道に置く
- みかん等の柑橘系の皮を細かく切ったものをまく
- コーヒーやどくだみ茶などの臭いの強い茶がらをまく
- 水をたっぷり撒く(水を嫌う為濡れた場所は敬遠する)
※クレゾールの散布は悪臭が発生します。環境への害を配慮し、控えましょう
※雨などで効果が薄れることがあります
また、V字や平らにカットされているネコは、不妊去勢手術が施されていて、一代限りの命です。時間はかかりますが、数は減っていきます。
なお、ネコは愛護動物であり、みだりに傷つけたり、殺すことは犯罪です。また、別の場所に遺棄することも犯罪です。(動物の愛護及び管理に関する法律 第44条)
北区の取組み
北区では飼い主のいないネコ活動を支援しています。
詳細は、以下のリンクをご参照ください。
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お問い合わせ
北区保健所 生活衛生課
〒114-0001 東京都北区東十条2-7-3
電話:03-3919-0376
北区保健所 生活衛生課へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。

