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山形県酒田市で「酒田市自然農村交流体験事業」を実施

2025年10月16日(木曜日)

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稲刈り体験の様子の画像
稲刈り体験の様子

区は、10月11日(土曜日)から12日(日曜日)の2日間、友好都市である山形県酒田市で「酒田市自然農村交流体験事業」を実施し、区内在住・在学の児童とその保護者10組20名が参加した。
この事業は、地元の方々と交流しながら、体験を通して自然や地域の文化に触れ、併せて北区の友好都市・酒田市についても楽しく学ぶことを目的としたもので、今回が初めての実施。参加者たちは、稲刈り体験やモクズガニの調理体験などを通じて地元の方々と一緒に楽しみながら学習し、酒田市の自然や地域文化などについて理解を深めた。


本事業は今回が初めての実施。10月11日(土曜日)から2日間、一般公募で選ばれた区内在住・在学の小学生4~6年生10名とその保護者10名、合計20名が参加した。

1日目は、稲刈り体験、コンバイン乗車体験、お米に関する学習会などを実施した。小雨の中、子どもたちは地元農家の方々からカマの使い方を個別指導で教わり、慎重に稲刈りを始めたが、後半には次第に慣れて積極的に作業を進め、田んぼには稲穂の山ができていた。その後、稲穂を杭に掛けて乾燥させる伝統的な「くいがけ」の実演見学や、コンバインの乗車体験を行った。続いてお米に関する学習会では、米作りの歴史や品種などを地元農家の方が解説し、酒田の農業と米作りへの理解を深めた。体験の締めくくりには、「アイアイひらた」にて現地で収穫されたお米や地元の食材をいただき、酒田の“食”の魅力にも触れることができた。

2日目は、モクズガニの調理体験や国指定史跡山居倉庫の見学などを行った。天候の都合により、川からカニの入ったかごを引き上げるモクズガニのかご上げ体験に代わり、屋内でのカニ釣り体験を実施した。カニ釣り体験では、あちこちで「釣れた!」という歓声が上がり、大いに盛り上がった。モクズガニの調理体験では、さきほどまで生きていたカニを自分たちで調理してカニ汁を作り、いただくことで、命の大切さを実感した。また、山居倉庫の見学では、明治時代に米殻倉庫として建てられた歴史や建物の特徴を酒田市交流観光課の職員が解説し、お米の歴史や大切さについて学びを深めた。

稲刈り体験やモクズガニの調理体験など、都内ではなかなか味わうことのできない貴重な自然体験を通して、参加者たちは酒田の自然や人の温かさに触れ、「また参加したい!」と笑顔を見せていた。

お問い合わせ

地域振興部 地域振興課(都市交流推進担当)
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電話:03-5390-0093