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「北区ティーンズ・ビブリオバトル」開催

2025年10月9日(木曜日)

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おすすめの本を紹介する鈴木さんの写真
おすすめの本を紹介する鈴木さん

10月5日(日曜日)、区立中央図書館(十条台1-2-5)で、「北区ティーンズ・ビブリオバトル」が開催された。
「ビブリオバトル」とは、与えられた時間(公式ルール5分間)の中でおすすめの本を紹介し合い、一番読みたくなった「チャンプ本」を決定するというゲーム感覚を取り入れた新しい書評合戦。この日、一押しの本を紹介したのは、中学1年生から高校3年生までの区内在住8名。講師として司会進行を務めたのは、社会教育士、ビブリオバトル普及委員の木下(きのした)通子(みちこ)氏。各自5分の持ち時間で、身振り手振りを交えて熱弁を奮い、本の魅力を紹介した。それぞれの発表後には2分間、観戦者からの質問に答える時間が設けられた。投票の結果、「チャンプ本」には、『僕の小規模な奇跡』(著者:入間人間、出版社:アスキー・メディアワークス)が発表参加者と観戦者によって選ばれた。

 


北区では、本の魅力をあらためて見つめ直し、本の面白さをほかの人に伝えることの楽しさを経験し、新たな読書活動への喚起を行うことを目的に、「ビブリオバトル」を開催している。今年も、社会教育士・ビブリオバトル普及委員の木下通子氏を講師に迎えた。
発表参加者たちは、それぞれの作品について、本を手にとったきっかけ、一番印象に残った場面や言葉、本を読んだ後の心境の変化について説明するなど、様々な切り口から一押しの本を紹介。「こういう人に是非読んでほしい」と熱い思いを語り、観戦者の興味をひきつける問いかけをしたりするなど、持ち時間の中で最大限におすすめ本の魅力を伝えようと、様々な工夫を凝らした書評合戦が繰り広げられた。
集まった26名の観戦者等も発表参加者の熱弁に真剣に耳を傾け、紹介後には積極的に質問をし、会場全体でコミュニケーションを深めた。最後に発表参加者と観戦者で投票を行い、「チャンプ本」を決定した。高校3年生の発表者は、「4~5年空いての参加だったがなつかしい気持ちになった。ティーンズビブリオバトルはもう参加できないと思うと少し悲しいがまた機会があったら別のバトルにも参加してみたい」と熱く語ってくれた。
今回「チャンプ本」に選ばれたのは、『僕の小規模な奇跡』。紹介した区内在住高校1年生の小早川奏琉さんは、「好きな本を布教すると自分の気持ちを押し付けているみたいで、逆に本が嫌われてしまう気がして避けていました。でも、ここなら自信を持って好きなものを発信できました。最高に楽しい場所でした」と話してくれた。
 

北区ティーンズ・ビブリオバトル大会 紹介本一覧(紹介順)

NO. 紹介本のタイトル
 
出版社 著者
1 誰が勇者を殺したか KADOKAWA 駄犬
2 十一月のマーブル 講談社 戸森しるこ
3 二人一組になってください 双葉社 木爾チレン
4 神様がくれた最後の7日間 実業之日本社 遊歩新夢
5 反撃 ポプラ社 草野たき
6 嫌われる勇気 ダイヤモンド社 岸見一郎・古賀史健
7 僕の小規模な奇跡 アスキー・メディアワークス 入間人間
8 誰が勇者を殺したか KADOKAWA 駄犬


 

熱いバトルを繰りひろげた発表参加者達と木下氏と中央図書館長の写真 熱いバトルを繰りひろげた発表参加者達と木下氏と中央図書館長

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